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  • 立川談春さんの35周年記念独演会を聞きに行ってまいりました。
    題目は「双蝶々」「百年目」
    もともと落語好きなわけではないのですが、趣味教養を広げる目的で立川談春さんの落語に出会ったのが3年前。
    今回の演目「百年目」は古典落語でもちろん初めて触れる内容。

    「ここであったが百年目!」というとどこかで聞いたような…という方も多いと思います。
    百年目とは「もうおしまい」「運の尽き」、そんな意味合いで用いられますよね。

    今回の独演会では、この演目「百年目」に談春さんの独自解釈?で最後に大旦那と番頭のやりとりが演じられるのですが、その場面では客席のみんなが思わず固唾をのんで聞き入るといった形。
    大旦那の懐の深さに酔い、語る言葉から、商売とは、人を育てるとは…そんな深いメッセージを伝えてくれるやりとりに思わず涙がこぼれました。
    こんな落語もあるのか!と驚き、そして感動につつまれて帰途についた私でした。

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